皆様ご無沙汰しております。
余寒なお厳しい昨今ですが、いかがお過ごしでしょうか。
先日、私の父が他界しました。66歳でした。
父は、私たち4人の子供達をつれ、海や山へと連れて行ってくれました。
特に登山やキャンプ、スノボ、ゴルフが好きでした、。山頂に向かい前を歩く父の姿が
頼もしく懐かしく思い出されます。
そのせいか、兄は今でも山へ良く出かけています。 私もこの甲子山を抱く山奥の旅館に嫁いだのも
何かの縁なのでしょうか。。。(笑)
長年勤めた仕事を退職してからは、色々な病気に罹り日々苦しかったはずですが、いつも
帰省する私には優しく、「よっちゃん、普通が一番幸せなんだよ。」
「お前は嫁ぎ先の心配だけすればいいんだ。俺たちのの事はしんぱいするな」
「子供のこと、しっかり見なさい」
「大丈夫だ、頑張れ!」
そして、何かするとすぐ「サンキュ」と感謝を忘れない
優しい父でした。
長年お酒が好きで、帰省する孫たちの成長を喜びながら、始終ご機嫌だった父。
そして、小さいころから私の進みたい道をいつも懸命に応援してよろこんでいました。
晩年は、旅館にも、宿泊や日帰りで、母と二人よく遊びに来てくれました
母とは喧嘩もするけど、いつもそばにいて本当に仲が良かったです。
亡くなる2日前、私たち家族と温泉旅行に行けたこと、素敵な思い出です。本当に楽しかった!
息子と、主人が父の肩を掴み支えながら温泉に入り、おじいちゃんの体を息子が優しく洗ってあげて
主人がかけ湯をしてあげたそうです、とてもそのことを喜んでいたそうです。
翌日にまた来るね、元気でね。それが最後になってしまいました。
お父さん、よく頑張ったね、今まで本当にありがとう!
お陰様で、愛する家族みんなで賑やかに父を見送れました。
今まで、父や、家族を支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからも、一生懸命お客様に寄り添い満足して帰っていただけるよう、
家族、スタッフ一同精進して参りたいと思っています。
父の思いを受け継ぎ、頑張ります。
どうぞ、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
若女将 草野佳子

雪深い季節です。温かくしてお越しくださいませ。